2010年2月21日日曜日

胎児のうちから2言語に接しているとバイリンガル環境にスムーズに入れるらしい

胎児に2言語聞かせるとバイリンガルになりやすい?加研究

新生児の言語に対する好みを判断するにあたり、研究者らは、新生児の吸引反射に注目した。吸い付く動作は、赤ちゃんの刺激に対する関心を示すとされている。

まず、最初の実験では、1分ごとに英語とタガログ語が交互に話される演説を、赤ちゃんに10分間聞かせた。

その結果、胎内で英語だけを聞いていた赤ちゃんたちは、タガログ語の演説よりも英語の演説を聞いているときに「吸引行動が増加する」ことが観察された。つまり、タガログ語よりも英語の方に、より関心を示したことになる。

一方、2言語が聞こえる環境で胎内にいた赤ちゃんグループは、英語とタガログ語の両方に等しく関心を示した。

この結果から、研究者らは、出生前からバイリンガルの環境にある新生児は2つの母国語を覚えるための準備をしているとみられると結論づけた。


モノリンガルな環境で子どもをバイリンガルにしようと思ったら、生まれる前からバイリンガル環境を意図的に作った方がより効果が高いようです。
例えば日本で子どもを日英のバイリンガルにしようと思ったら、父親か母親の一方は英語で、もう一方は日本語で話すようにして、子どもが外に出るようになったら、どうしても日本語に接する時間が長く、相対的に英語に接する時間が短くなってしまうので、その分テレビや音楽などで英語に接する時間を長くとるようにすればなんとかなるかもしれません。
インタラクションを伴わないテレビなどの映像教材だけでは母語としての言語修得はできませんが、ある程度認知レベルが上がった段階でうまく利用すれば、テレビなどもインプットを補う役割は果たせるのではないかと思うのですが、どうなんでしょうかね。

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