そもそもどうやって数えてるんだと思いましたが、その基準については説明されていました。
コンピューターを使って約5000のウェブサイト、辞書、学術出版物、ニュース記事をチェックしており、利用頻度を調べて2万5000回以上使わていれば、新語として認定しカウントする。
明示的な基準ではありますが、この基準からすると、古い語はその語彙リストからどんどん抜け落ちていくことになりそうです。
一度語彙リストに入った単語はもう永久に英単語として認定されるのでしょうか。
じゃあ中英語なんかの単語はどうするのでしょう。そもそもこの語彙リストには入らないでしょうし・・・。
つまり、例えば、5年前に新語として登場して爆発的に使われるようになって、でもすぐに忘れ去られた単語は語彙リストに残り、もっと昔の単語はそれよりもずっと長い期間使われていたにもかかわらずそもそもこのリストには入っていないということになるのでしょうか。
まあ、新語の調査ですから、そういうところは比較的どうでもいいのでしょうけれど。
同氏の説によれば、英語は世界の言語の中で最も単語の数が多い。2番目の中国語は約45万語。英語はインターネットによってさらに多言語との接触が増え、より豊かに、より複合的になっているという。
中国語の単語の認定ってそんなに簡単なんでしょうか。じゃあ日本語はどうするんでしょう・・・。
ただし同氏の説は、言語学者にはほとんど相手にされていない。言葉は常に変化するものであり、単語の数を数えるのは不可能に近いというのが学者の見解だ。英語がほかの言語に比べて単語数が多いという見方は支持しても、世界一多いとは断定できないという。
オックスフォード英語辞典の編集にかかわったジェシー・シードロワー氏は「単語を数えることは不可能だ。数えられないものを数えられると言うのはまやかしだ」と手厳しい。
まあそうでしょうね。
これに対してパヤック氏は、単語の数は興味の対象として自分たちで設定した基準に基づいて推定しているにすぎず、カウントダウンは英語が国際語になったことを記念するものだと反論した。
この研究の単語数を数えるという側面については妥当性を欠いているとは思いますが、様々な点で学術的な価値もあると思います。
そして、その続報。
100万語目の英単語は「Web 2.0」、サイトが独自計算
というわけで、Web 2.0が100万語目として認定されたそうです。
ついでにこういった新語の定義もほしいところですね。ここで認定された新語専門のWiktionaryとかがあると面白いかもしれません。(あるいはWiktionaryで常に更新されているかもしれません。)
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